東金取が驚きの前言撤回で異常値認定のロスカット取消措置を決めたようです!
今回の異常な価格により直接的な損失が生じた方を対象に、希望者からの申請に基づき、反対取引を行うそうです(つまりなかったことにする)。
11月13日の15時までに当該業者で希望を受け付けるそうなので、もし該当者が読んでいたら東金取のHPでよく確認の上対処下さい。(良かったですね!)
http://www.click365.jp/
今回の内容は具体的な説明がなされているし、勇気を持って前言撤回したと前向きに捉えたいと思います。
「取引終了間際の特別なタイミングにおいて約30秒間という瞬間的なレート提示およびその他レート提示がないという、特殊な状況での約定」と書かれていますが、やっぱり前回書いた通り怪しいと思いますし、今までの強気な正常レート発言は何だったのかとも思いますが、勇気を持って最善の対応に舵を切ったのだと解釈しておきます。
叩くことを目的とした批判はよくありませんが、今回はメディアや見識ある方々が真っ当に批判したこともこの結果に繋がったのではないかと思います。
さて、ようやくインド株連動のETFが東証に上場されますよ!
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銘柄名:NEXT FUNDS インド株式指数・S&P CNX Nifty連動型上場投信
銘柄コード:1678
上場日:2009年11月26日
信託報酬:年0.9975%(税込)以内
分配金支払基準日:8月10日
管理会社:野村アセットマネジメント
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日経によると、「最小売買金額は9000円程度になる見通しで、個人投資家による売買を見込んでいる。現物株で運用すると、インド非居住者の株式売買に対する課税対象になるため、株価指数に連動する仕組み債で運用する」そうです。
連動対象はインドのナショナル証券取引所に上場する50銘柄で構成する「S&P CNX Nifty」株価指数です。
インドの場合、Yahoo Financeでも表示されているムンバイ取引所のBSE SENSEX指数の方がメジャーかも知れませんが、両者のパフォーマンスに大きな差がある訳ではありません。
これで、野村のETFで国内にBRICsが出揃ったと言われていますが、Cに関しては上海A株指数連動なので、香港H株連動ETFを出さなければ本当の意味で揃ったとは言えません。
しかし、野村がインドETFを投入してきたことには拍手を送りたい!
その理由は私が新興国好きで買う可能性があることは勿論ですが、野村が投資信託との競合に一歩踏み出したからです!
私は昨年野村がブラジルとロシアのETFを出した時に評価すると共に、野村が(当時?)ブラジルとロシア株の投資信託を出していないので自社商品と競合しないから出せたと指摘しました。
やっぱり、そこからインドに辿り着くまで1年半も掛かりました・・。
しかし、野村はインドの投資信託を出しているにも関わらず、ETFを投入してきたのです!
恐らくETFが投信の売れ行きに大きな影響を与えない(客層が違うもの!)ことと、最近ブラジルETFが出来高も盛り上がっているのでそれなりにETFも儲かると判断したのではないでしょうか?
それなら、香港H株(中国株)連動ETF投入も期待できるのですが・・?
インドの投資信託って、ノーロードはないし信託報酬が年間2%を超えるケースもあるし、新興国でもコストが高めなんですよね。
野村は横並びで新興国ETFの信託報酬を0.9975%(1%でええやん!)にしているのでインド投信から乗り換えることによりコストダウンは図れると思います。
(1%でも世界標準のETFでは高すぎですけど・・)
ただ、以前から書いているし今後も書きますが、国内の新興国ETFは基準価額との乖離も大きいので非常に扱いにくいです。
また、上場直後は様子見で買いを入れるのは避けた方が無難だと思います。
買うなら基準価額をしっかり抑えた上で高値掴みしないように気を付けた方が良いと思います。
インデックス世界分散派の皆さんはまた新興国かよとご不満でしょうが、ここから世界に拡がっていくと期待しましょう!
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