ユーロの下落が止まりませんね。
ユーロドルは2月初めから6週間程、1.35~1.37辺りで揉み合っていましたが、昨日ドカンと1.33辺りまで下抜けてきました。
●フィッチがポルトガルの格付けを「AA」から「AAマイナス」に引き下げたこと。
●ギリシャ支援でIMF関与を巡りユーロ圏の調整が難航している。
この2点が主な理由のようです。
ユーロドルの1.33レベルは、一昨年のリーマンショックから昨年3月頃までの半年間に低迷していた恐怖の底のレベルとあまり変わりません。
どうもギリシャの話とか、再放送のテレビを見せられているかのように、
何を毎回律儀にリスク回避で反応しとんねん!記憶力悪いんか!
と相場にツッコミを入れたくなりますが(笑)、ショート筋は待ってましたと仕掛けてきますね。
ポルトガルの格下げもわかっていたことだと思うのですが、PIIGSに拡がる度に律儀に反応してくれると、リーマンショックの最安値1.23割れも夢では、もとい、悪夢ではないのかも知れません!?
ドイツがギリシャ救済を渋るのは当然だと思います。
アリの国ドイツが何故キリギリスの国ギリシャを助けなければならない?
欧州には他にもキリギリスの国は沢山あんねん!全部ドイツが助けないとあかんの?
自己責任が問われずに、困った時に誰かが自己犠牲で助けてくれるなら、俺らもキリギリスをやってるっちゅうの!(てな感じでしょうか?)
しかし、日本は両者で分類するとすれば、キリギリスではなく、間違いなくアリの国であることは自他共に認めるはずですが、何故ギリシャもビックリの世界に冠たる借金大国になっちまったのかな?x10
似たようなリスクを抱える日本としては、欧州のソブリンリスクと、それに対する市場の反応・政府の反応・国民の反応・他国の反応など、シミュレーションを行うには良い材料が揃っていると思います。
国家としてしっかり行われリスクが回避されることがベストですが、イロイロな意味でこの国でそれを期待するのは間違いだと思うので(亀のやることなんてお笑いかよ!)、個人としてイロイロとシミュレーションを行い、対策を考えるべきなのかも知れません。
尚、様々な問題を抱えつつも、共通通貨ユーロという壮大な実験が結果として上手く行くことを私は願っています。
基軸通貨ドルの代替として、歴史的に世界をリードしてきた地域として、しっかりしてくれ、ユーロ!
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ユーロは底が抜けた!?ポルトガルをAAマイナスに引き下げとギリシャ支援の調整難航!?
