「周囲の人からそれなりの評判を得るには20年かかる。
だが、その評判はたった5分で崩れることがある。
そのことを頭に入れておけば今後の生き方が変わるはずだ。」
これはウォーレン・バフェットの言葉で、バフェットが救済で出資したソロモン・ブラザーズ証券の社員が不正取引を行い、経営陣も知りながら隠蔽し続けた約20年前の金融スキャンダルに際して、言った言葉ではなかったかな?(違うかも・・。)
今回のゴールドマンサックスの詐欺事件も証券業界の体質は全く変わっていないようですが、奇遇にも(?)バフェットはゴールドマンの申し出に応じて出資してしまっている・・。
ゴールドマンの金の男達はこの言葉を聞いて、今後の生き方が変わるだろうか?(ウォール街辞めますか?人間辞めますか!?)
ゴールドマンの今回の事件に個人的に驚きはないし、世間の見方も私とさほど変わらないでしょう。
(まさか、あのゴールドマンが?なるほど、あのゴールドマンなら!)
つまり、崩れ落ちる評判なんて既にゴールドマンにはない!
私はバフェットがゴールドマンに出資すると知ったときに、このブログでも「鷹がカラスを飼う!?」と書きました。
バフェットの言葉を借りれば、まさに20年かけて信頼を築き上げて、それを維持する努力を欠かさず、金儲けにも手段を選ぶ男が、何故バークシャー・ハザウェイとは対極にあるウォール街のドン(金のためなら何でもやる節操のない狡猾なカラス)の株を買うのか不思議だったからです。
今回の事件の行方のみならず、ウォール街を適切に規制しないと、(頭だけは良いので)また金融核兵器を作り出して、(でも心はないので)爆発させかねないので、政府・当局 VS ウォール街の行方は見ものですね!?
ゴールドマンは、資本主義を破滅させかねないブラックホールの中心に居るかも知れませんよ!(穴大きすぎて、塞ぐのも大変よ!)
バフェット氏に、今回の件で言動行動を示して欲しいと思うのは私だけではないでしょう。
ゴールドマンが違法でないと係争する姿勢を示している中、株主であるバフェットが非難めいたことを言えば認めたことにも不利にもなり兼ねないし、ゴールドマンの株を売れば影響も大きいし、言動行動はしにくいとは思います。
でも、バフェット氏とバークシャー社の信用にも関わることだし、鷹であると信用しているファンの多くは首を傾げていると思います。
バフェットじいさん、凛とした毅然とした心ある鷹としての態度を示してくれ!
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