ロイターによると、オランダの財務相が以下のポジショントーク(?)を行ったようです。
「ユーロに対する市場の闘いにわれわれが立ち向かったとすれば、ユーロは勝ち残るはずだ。市場はその後、ユーロ圏よりもはるかに大きな財政問題を抱える国に再び焦点を当てるだろう」
「日本のように債務が経済の2倍の規模にのぼる国や米国のような国はより大きな問題を抱えているが、市場はこれにはほとんど注意を払っていない様子で、この点がおそらく最大の誤解だ」
客観的な立場ではないので、ユーロをサポートし日米を落とす発言は多分にバイアスが掛かっていると見るべきですが、私の意見とは完全一致!
ギリシャ危機の時もユーロ崩壊の危機と大騒ぎし、その後に市場は忘れ去りました。
きっと、今騒いでいるユーロ危機も忘れ去る時が遠からず来ると思います。
そんでもって、またきっと大騒ぎを始めるでしょう。
でも、ロシアンルーレットはユーロの中を廻っているのではなく、先進民主主義国家(旧西側主要国)を廻っているのだと思います。(旧東側のロシアンだしね!?)
オランダ財務相が言うとおり、ユーロは問題に立ち向かっているじゃない!
危機意識が低くて、20年間何も学ばず成長せずに相変わらず「ええじゃないか音頭」を踊って先送りして、「不作為の作為」に超甘~い国の方が、余程「因」に対する帰結の「果」を受けることになると考えるのが自然だと思いますが・・?
(まあ、いっか?あら、ヨイヨイヨーイと!?)
さて、先週金曜日の米雇用統計は結果が悪かったにも関わらず、リスク回避とはならずにダウもプラス圏に回復して引けました。
QE2だかQB千円カットだか知らんが、金融緩和が長引くと意識されて、雇用統計がどっちに転んでも都合よく上に行きたかったてことか?
QE2発表後から一時中断していた、
”じゃぶじゃぶマネーでしゃぶしゃぶ食べ放題祭り!?”
が再開されるのでしょうか?(笑)
雇用統計が悪化したら、原油価格が一時2年2カ月ぶりの高値を付けて、金価格も1トロイオンス1400ドル台に再度上昇してきました。
市場の相関関係は複雑ですが、じゃぶじゃぶドル紙幣のなせる業でしょう。
でも、じゃぶじゃぶドルでしゃぶしゃぶの国の日本円をシャブシャブして、円高にしないでね?
(お後がよろしいようで!?)
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