先週金曜日の米雇用統計は予想された通り(以上)の悪い結果となりましたが、既にある程度は織り込まれていたのかNYダウは0.8%の下落に留まりました。
2月と3月には失業率が9%台を割っていましたが、今回5月は9.1%で逆戻りした感があり、3月の8.8%が失業率の底打ちだったのかと懸念されるところです!?
その他の米経済指標も最近は予想を下回ることが多いし、確かにNYダウも5週連続で下落しているのですが、下げ方が弱いように思えます。
5週連続下げたと言っても、その間の下落率は5%強に過ぎません。(銀なら半日の動きだよ!?)
QE3なんかを期待しちゃっているのかな?
こんな雇用統計で株価が上がる訳はないのですが、クロス円は逆に上がっているものも多いですね。
雇用統計直後はリスク回避の円買い・ドル買いで反応しましたが、落ち着いた後はドル売りに転じたのね。
米国の指標悪化なので、米国のドルを売って他国通貨を買う動きはおかしくないのですが、こういう場合はリスク回避のドル買い(キャリー取引手仕舞い)の動きの方が強いと思っていたのですが・・。
雇用統計悪化でドルを売ってユーロが買われるのはわかるけど、豪ドルも買っちゃうの?
ドルを売って豪ドルを買うのがリスク回避だと?
ということは、米雇用統計悪化は世界にとっての問題というよりも米国内の問題として捉えられたという理解をしていいのか?
そうでないと、インフレ懸念で新興国の株価はとっくにベア状態だし、QE2で好き勝手上昇してきた米国株の下落にまで付き合っていられない訳よ!
米国株だけ下落していれば宜しい!
(でもやっぱり日本株は、ペテン師の茶番劇という永田町のしょうもないコントは無視しても、アメリカ様の雇用状況は無視しなかった!?)
ドル円も80円を割り込んでもおかしくないと思いますが、前総理が現総理をペテン師呼ばわりしている国の通貨なんてやっぱり買えないか!?
●じゃぶじゃぶで上昇してきたNYダウの調整・下落局面はまだまだ続くのか?
●新興国も巻き込んで世界的な株安となるのか?(米国の上昇し過ぎという間違いが正されるだけか?)
●じゃぶじゃぶでもドル売り、米指標悪化でもドル売り、でも円も買えず、株安なのにクロス円横這い・上昇が共存するのか?
に、個人的に注目しています。
[←参考になりましたら一押し。m(._.)m]
米雇用統計悪化で株安進むもクロス円は横這い!?上昇しすぎた米国株だけ下げてくれ!

コメント
「為替相場では不思議な事も起きる」と
藤巻健史さんも言っていますからね。自分は
円がオーバーシュートしているんでは?と
見ています。そしてある日突然、底が抜けた
ように円の下落が・・・・と、なるのでは?
その時どのように行動するのか、自分なりの
計画を練ることにしますよ。
シナリオを
>ある日突然、底が抜けたように円の下落が・・・・
円安の方向に底が抜けるという意味ですよね。
一つ気になるのは、多くの人がそのリスクを意識し始めていることですかね。
皆が身構えていると、往々にしてそうならないことも多いですから。
長期戦かも知れませんね。