まるか食品の人気カップ焼きそば「ペヤング」に虫(G)が混入していた件で、G入り焼きそばが、もとい、一次対応が不味かったとは言え、メーカー側が全商品販売停止・工場生産中止という厳しい対応を取ったことには驚きました。
一部の方に言わせれば大変不謹慎で語弊があるのでしょうが「こんなこと」で騒ぐほうもビビるほうもザ・ニッポンだなという印象であまりコメントする気もなかったのですが、年明けのマクドナルド商品に色んなモノが混入騒動も絡めて言わずにはいられません!
問題であることを誰も否定しないが、そんなことで別に死にゃあしないだろ?(ハイ、読者の3割がカチン!)
ペヤング・マクドナルドその他の混入騒動の中で、死人・怪我人は何人出たの?
それどころか、Gなどが喉を通って腹痛を訴えた人すら1人もいない訳ですよね。
歴史・宗教・文化・表現の自由など様々な問題を提起するパリのテロ事件が日本で小さく報道される一方、ナゲットにビニール片で大騒ぎするメディアは日本の平和(ボケ)を象徴しているようで「食の安全」すら本当に問題提起しているニュースなのか疑問ですね。
食う前に発見したから問題が起きなかったけど、食っていたら健康を損なったかも知れないって?
いやいや、Gも火が通ってるから食っても問題起きないって、虫の一種だから!
勿論、気分・感情やテイストは別の問題ですよ!?
大体98円の特売で買ったカップ焼きそばにお湯を注いで食って、3分ふやかした乾燥キャベツで栄養を取ってるつもりの人が健康を損なうって!?
健康気にするなら、豚肉とキャベツを炒めて原価98円で自炊して焼きそば作れっての!
頻発した訳でもないのに1匹のGが混入しただけで百円程度のカップ麺を生産・販売中止する必要があるのか?
マクドナルドの商品に闇なべの如く、歯やら何やら色んなモノが混入していたことが報じられていますが、私は何故か中国の反日デモ報道を思い出します。
別に陰謀論ではなく、マクドナルドも中国も巨大な訳ですよ、中国で4万人の反日デモって騒いでも、人口比で日本に置き換えればたかだか4千人のデモで取り上げる程のことかって!パーセンテージで論じろって!
マクドナルドの店舗数は2011年現在で約3300店なので、ナゲットが1店舗で1日30食は売れるとして日本全国で1日約10万食のナゲットが客に提供されている訳です。
仮に毎日1つ何かが混入したとしても、エラー率は10万分の1ですが許せませんか?
ポテトなら1店舗1日100食は軽く売れるでしょうから、1年では日本全国で1億食を軽く超えると思いますが、1年に1個歯が混入したとしてもあなたの遭遇率は1億分の1で何億円宝くじの当選確率より遥かに低いですが許せませんか!?
(それでも人の歯は混入しないと思うけどね!?だからまともに取り上げるなだよ!)
(狂言ではないなら)遭遇した人にとって腹立たしいことなのは理解しますが、集団リンチ的に何百万分の1のエラーをあげつらって糾弾するのは如何なものでしょうか?
日本のメディアが火に油を注ぐ日本的潔癖集団ヒステリーに生産者が過剰な対応を取らざるを得なくなっているのが現状だと思います。
一連の報道が正義だと思っているメディアに言わせれば、目の肥えた日本の消費者が求める食の安全というあたかも真っ当で素晴らしい要求がずさんな企業に突きつけられたとなるのでしょうが、安全はタダではない!
100円から200円の食い物に何を要求しているのでしょうか?
勿論、生産者は異物が混入しないように適正コストの範囲で最大限の努力をすべきだが、大量生産の中でGが100%混入しないように管理するなんてことが不可能なのは素人にもわかるはず。
全部人の目でチェックしていたらコストアップで某元総理が言っていたセレブ価格「カップ麺は今400円位しますか?」になっちゃいますけど、それでも庶民が買いますかって話ですよ!
食の安全にこだわる人は異物が混入していなくてもカップ麺やファーストフードは避けるでしょうし、今回の混入騒動は腐った肉が使われていたとか、毒物が混入していたという深刻な問題よりは遥かに次元の低い(別に死にゃあしない)問題だということは認識すべきでしょう。
生産者側は言いにくいだろうけど、売価を引き上げない範囲で対策は講じたが今後も混入の可能性はゼロではないという当たり前の落とし所に消費者がヒステリーにならず理解を示すように、肥えた舌ばかりではなく頭にも栄養が必要なのかも知れませんね!?
今の日本では自分で選び金を払えば安全を買える選択肢は既に与えられているのだから、百円の食に異物混入で大騒ぎはパリから見ると日本的平和(ボケ)ほのぼのニュースとしか映らないかも知れません・・。

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