あなたは右にー 私は左にー
振り向いたらー 負けよー
なんだか気分は「グッド・バイ・マイ・ラブ」です・・。
世界は振り向きもせず頑なに右へ右へと妄信いや猛進していくのでしょか!?
「極右」という言葉を使わず横文字にして、「ほら俺ってウルトラライトだからさ」と言えば何故かトレンディーでマイルドに聞こえ、中にはダウンジャケットの話かと勘違いしてくれる人もいて人間関係も壊れないかも知れません!?
EUでは4日にイタリアで憲法改正の国民投票、オーストリアで大統領選が行われています。
英米から飛び火して、EU内へもウルトラライト勢力が拡散していくのかを測る試金石でもあります。
イタリアではレンツィ首相が否決されれば退陣すると表明済みで、こりゃブレグジットの英キャメロン首相辞任劇を彷彿とさせます。(いやまだ結果は出ていないが状況は酷似)
オーストリアでは戦後ヨーロッパ初の極右政党候補者が元首となる可能性も充分にあるようです。
この2つの選挙に「トランプ」と「ブレグジット」が与える影響は小さい訳がなく、ウルトラライトの世界への蔓延を危惧します。
2017年に入って3月にはオランダで総選挙がありますが、極右政党の党首が最大の支持を集めたとの最新世論調査もあるようです。
春(4月or5月)にはフランス大統領選が行われますが、現職のオランドは勝てる見込みがないと事実上の白旗を挙げて出馬しないと表明しました。
中道左派のオランドにとって右派へのフォローとなった米英の影響が自らにはアゲンストの風となったのは確かだし、支持率低下の大きな要因であるテロ事件も移民に厳しい対応を迫る「極右」を押し上げることになりました。
これまたフランスでも極右政党の国民戦線党首ルペンが大統領になる可能性は充分にあるようです。
(因みにこの方は男性ではなく右曲がりのレディーです!?)
更には9月にEU盟主のドイツで議会選挙が行われます。
EUにとっては今年から来年は「極右傾化」のビッグウェーブにさらされる試練が多く、一体EUは今後どうなってしまうのでしょうか?
「ブレグジット」「トランプ」で明らかに世界のウルトラライトが勢いづいていますが、このままではウルトラライトが世界を覆いつくし跋扈する未来が到来しそうです。
これを止めるのは簡単ではありません。
何故なら、(もしそうなれば)それが民主主義の選択であり帰結なのだから・・。
予算がなくてスカスカのトランプフェンスで壁を作っても、マッドドッグ(狂犬)のマティスが国防長官で吠えるから強固なのだろうか!?
ウルトラライトが跋扈する世界って不寛容で美しくはないよね。
やっぱり気分は「グッド・バイ・マイ・ワールド」だ!
でも、そんな米国にも微かな希望が見える。
それはイーロン・マスクのクレイジーな火星移住計画だ!?
世論が真っ二つなら、選挙で負けた方が「グッド・バイ・マイ・ワールド」して火星に移住するってどう?
(どう考えても自分が生きている間に実現できるとは思えないが)
米国にはこういうクレイジーな起業家がいるから捨てたものではないと思うが、彼も南アフリカからの移民なんだよね。
偏見なく世界から多様な人材を受け入れ平等にチャンスを与えて国益に変えてしまうのが米国の強みではないのか?
「あなたは右にー 私は左にー」が許されずに49%が51%に屈する「まさか」を今後何度も目撃することになるのだろうか?
ドミノ倒しで世界はウルトラライトが跋扈するニューワールドへと突入していくのか?
取り敢えず、イタリアとオーストリアの選挙結果に注目です!

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