私はe-Taxで電子申告を何年も続けていますが、一度やると便利さに慣れてなかなか元には戻れません。
紙で印刷して税務署に持参するか郵送するなんて当たり前の義務と数百円の交通費や切手代が負担に思えて来ます!?
そうは言っても住基カードなら発行費用(計1000円)と有効期限3年の電子証明書(500円)のランニングコストが掛かっていたしコスト的なメリットは余りありませんでしたが、大雨でも花粉飛びまくりでも並ばず待たずに自宅のPCで作成してそのまま電子送信で申告終了となるのは大きなメリットでした。
しかしながら、マイナンバーカードは国や行政が普及させる為に必死なので(笑)、大サービスで発行費用も5年間有効の電子証明書も全て無料です。
私も今回は住基カードの期限が切れるのでマイナンバーカードに切り替えて、カードリーダーはマイナンバー公式非対応(笑)の旧式から買い替えずにチャレンジしました。
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e-Taxの住基カード用ICカードリーダーが公式非対応の個人番号カードでも継続して使える!
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昨年申告したデータを読み込んで入力してみましたが、e-Taxは毎年若干改善されてユーザーフレンドリーになって来ましたね。
役所が提供するシステムはユーザー視点に欠けて使い勝手は最悪なのが当たり前ですが、さすがに税金を払ってもらうために国民に広く使わせたいシステムなので役所が作ったとは思えないレベルです!?
本当は最初に登録電子証明書の差し替えをしなければならなったが以前にやったか覚えがなかったのでスルーして入力後にマイナンバーカードで電子署名してみました。
シャープ製生産終了のマイナンバー公式非対応(笑)カードリーダーのRW-4040で電子署名は全く問題なかった!
しかしながら、電子送信すると税務署側で証明書が異なるからと受け付けられなかったので電子証明書の差し替えからやり直しだ。
役所のシステムだからまた最初のページまで戻るのかとゲンナリしましたが、同じ送信画面から電子証明書の差し替えまで案内され手続き終了するとワンクリックで再送信してくれて終了しました。
親切設計で素晴らしい!
送信前には印刷して確認しろと案内されますが、私は印刷せずにPDFをPC画面上で内容確認して、送信後も印刷せずにPDFを保存して終了なので一切紙を排出しません。
さすがに証券会社から送られて来た取引報告書や配当金明細等の証憑は紙で保管しておきますが、ペーパーレス化が出来るのも電子署名・電子送信の大きなメリットだと思います。
電子送信には様々なメリットを付けているので、入力だけや添付不要となる証憑も多いので紙も手間も減らせます。
ということで、今年も簡単にe-Taxで確定電子申告を終わらせることが出来ましたが、今年から初めて電子申告する人や住基カードから切り替える人はトラブルシューティングも見込んで期限ギリギリにバタバタ申告するのは避けたほうがいいでしょう。
例えば、署名のパスワードを5回連続で間違えるとその場でロックされて電子証明書を使えなくなり、解除とパスワード再登録のために役所の窓口まで出向かなければなりません。
(非常に厳格ですがセキュリティの観点からは安心とも言えます。)
切り替えた人はカードリーダーが対応せずに買い替える必要に迫られるかも知れません。
トラブル解決しなければ印刷して税務署に持ってけばいいんだけど、マイナンバーカードを取得したのにそれも悔しいですからね!?
マイナンバー制度と過剰な利用拡大に必ずしも賛成ではないが、始まってしまって元には戻らない制度なら必要以上に毛嫌いして避けず、便利に使わせてもらった方が得策だと思います。

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