40年ぶりの高CPIでリスク回避再びいや三度!今週にもダウ年初来安値更新の可能性!?

先週金曜日は米5月CPI上昇率が約40年ぶりの高さとなる8.6%と市場予想と4月実績の8.3%を共に上回ったことでインフレ抑制期待が剥落し利上げ加速が意識され、NYダウは▲2.7%の大幅下落となりました。
金利動向により敏感なナスダック総合指数は▲3.5%の下落になりました。
 
NYダウは木曜日と合わせて2日間だけで1500ドル超の下落となり、一旦の上昇局面で33000ドルを回復していた所から一気に急低下して31,392ドルで引けました。
今年はほぼ右肩下がりの展開となっていますが、ロシアの戦争開始から3月のFOMCで一旦アク抜けして調子こいて上昇する、インフレ懸念深刻化により8週連続でダウが下落した後にまた調子こいて上がる、5月のCPI実績を確認して甘い楽観だったと認識してまた大きく下げると今年6月で再びならぬ三度のリスク回避です。
 
上昇する度に3月が底値だった!5月が底値だった!という声が聞こえてきますが例によって当たりません。(笑)
5月に付けたダウの年初来安値30635ドルまで700ドル程度しかありません。
 
週明けのダウ先物も先週から下げて始まっているし、今週もイベントは目白押し。
3月から5月と底値を切り下げているので今回のリスク回避でも割って下押しする可能性は充分にありそうです。
 
火曜日には5月PPIの発表、水曜日にはFOMCの結果が出ます。
サプライズで0.75%引き上げの可能性も取りざたされてるし、今回はなくても次回以降の引き上げ幅拡大や長期化が意識されれば更なるリスク回避もありえますね。
 
2022年のマーケットは本当に難しい状況が続きそうです。
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