投資を毛嫌いしていたことは最初に書いた。株式投資を始めてからもしばらくは当然ながらFXとは何ぞや?という状態。
これがまた、最初に読んだFXの説明がいけなかった。どこで貰ったかは忘れたが、確かネット証券の会社から送られてきた小冊子だった。
そこには、説明の為に単純化された有り得ない投資方法が書かれていた。
「1ドル=100円の時に5万円の証拠金(レバレッジ20倍)で1枚買います。1カ月後円安になり105円になった時に売れば5万円の儲けで資金が倍に。逆に円高に動いた場合も95円になった時点で強制決済されるので損失は証拠金の範囲に限定されるので安心。夜間の自分の好きな時間に取引できるので、今多忙なビジネスマンの間で静かなブームです・・。」と確かこんな感じの説明。
んな訳ない(タモリ調で)。1カ月後に為替が上下どちらに位置しているかなんて神のみぞ知ることだよ。資金が倍って、カジノと何が違うの?やっぱりFXは胡散臭い。今後一切無視しよう。
こうしてその後1年間、FXという言葉がテレビ・ネット・雑誌で目に飛び込んでくるたびに無視を決め込んだ。
そう、私はFXのスワップ運用という存在に全く気付かなかったのだ。確かに最初読んだ冊子に、買いでは金利を受け取り、売りでは金利を支払うとの説明はあったように記憶している。しかし、レバレッジを自分で自由に決められ1倍でも可ということは全く知らなかった。毛嫌いして1年間の機会損失が生じた。あの衝撃の情報に出会うまでは・・・。
つづく。
(おっと、ちょっと胡散臭い情報商材の説明文みたいになってしまいました。)