LTCM破綻に学ぶ相場に対する心構え

今日は、投資においてIQが高いことは有利か?を考えて見ます。

結論から言うと、有利でもあり不利でもあります。

 
初心者でも身に付けられるのは相場に対する心構えです。いや既に身に付いている方も大勢いると思います。(人生と一緒ですから。年齢・性別・経験関係なし。ハイレバ男の私は勉強中。)

 
1998年に
LTCMヘッジファンドが破綻しました。このファンドの運用にはノーベル経済学賞を受けた学者や元FRB副議長が関わり、ドリームチームと呼ばれていたそうです。
 
破綻は市場に大きな影響を与えましたが、グリーンスパンの先手の金利引き下げ対応等により金融不安は沈静化されました。

 
世界随一の頭脳を持ち、最先端で高度な金融工学を駆使した運用が何故破綻に至ったのでしょうか?


「大数の法則の市場適用」に問題があっただの難しいことはようワカリマセン。私にわかるのは「レバレッジを大きく効かせた」問題だけです。


何故レバを効かせ過ぎたのでしょうか?


邪推かも知れませんが、自分の頭脳、及びその頭脳が生み出した理論に対する過信があったのではないでしょうか?


ここで我々凡人が学ぶべきことは、

      どんなに優秀な頭脳・理論を以ってしても、市場の動きを予測してリスクを回避することなど不可能と悟ること

      どのような状況でも、過信・自惚れ・勘違い・優越感等々を持たぬこと

ではないでしょうか?(IQを高めることは極めて困難)


ちょっと儲けたぐらいで、資本主義の「勝ち組」なんて思っている人には、伸びた鼻をへし折られるどころか、ハンマーで頭を殴られますよ。

(「勝ち組」「負け組」?意味ワカンナイ、目指せ「自由組」!)


良い頭脳は生まれた時に与えられただけで、自分で作った訳じゃないものね。


ウォーレン・バフェットが
LTCMの救済を求められた時に断ってこう嘆いたそうな。

「IQ17010数人の秀才が一生懸命働き、全財産を失おうとしているのだから、なんて馬鹿げたことなのだろう」

この言葉が全てを物語っていると思います。


そして、お金はバフェットに集まる。

何故か?バフェットについて書かれた本を是非読んでください。

ワケワカメの必勝本を読むより、遠回りのようで近道だと思います。天才の投資方法は凡人に真似できませんが、心構えを学びましょう。


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