本日中国の1QGDP成長率が6.1%と発表され予想を下回りました。
私は予想を下回っても更なる追加経済対策に中国政府が動く動機となるため、株価上昇と読んでいましたが、素直に下落で反応しているようですね。(大した下落ではありませんが)
その中国ですが、3月の自動車販売台数が過去最高を記録するとともに、3カ月連続で米国を上回り世界一の販売台数を誇っています。
(強調しておきますが、何かを象徴するような非常に大きな意味があることだと思います。)
政府支援策が奏功しているようですが、同じく支援策が奏功したブラジルでも3月の販売台数が前年比16.9%増を記録しています。
一方、先進国の米国は3月対前年比37%減、日本は25%減です。(中国は5%増)
米国は今もビッグ3問題で揺れ、大激震の最中にあります。
面白いですね~。わかりやすいですね~。
特に説明する必要もありませんね。
100年に一度の危機で自動車販売が前年比プラスになるわけねーだろ!(あっ、局地的な話ですよ!)
敢えてネガティブに見れば、政府支援策の影響なので一時的、ようやく車に手が届くようになった新興国と先進国では消費者のニーズが異なるから新興国の消費回復が早いと考えるのは早計とは言えます・・(ません)。
インドではタタ・モーターズが20万円台でナノを発売しました。
日本ならハイグレードのパソコンを買う資金でポンと買えてしまいます。
でも、エアコン・ラジオ・パワーウィンドウ・パワステなしでは日本では売れないでしょう。
逆に言えば、日本の自動車メーカーはとことん装備を落として低価格の車を作らないと新興国の庶民までターゲットにした拡販は難しいでしょう。
その日本ではカーシェアリングに大手中古車買取業者や大手駐車場運営会社が参入して俄かに活気づいています。
私も以前書きましたが、カーシェアリングは日本に根付くと思います。
でも皆で車一台をシェアするということは自動車販売台数が落ちるということです。
更に自動車メーカーは派遣社員を重宝してきましたが、今回の不況で大量の契約切りを行っています。
いつ仕事がなくなるかわからないと考える人はローンを組んで車を買いません。
家や車の高額商品は日本的な雇用の安定という土台があって売れてきた訳です。
明日をも知れぬ高給取りの外資系サラリーマンよりも公務員の方が銀行のローン審査に通り易いのはそのためです。
安定の上に立てない人が多くなった現在の日本では家も車も今までのようには売れません!
自動車メーカーに限りませんが、
①目先の利益のために非正規雇用を活用して目先の損失を回避するために大量契約切りを行い雇用不安定を作り出す
②中高年の所得水準を守り、間接的に若年層の所得水準を切り下げる
ことで内需を縮小させて自らが苦しむという自業自得の行いを日本はしている訳です。
自分達もそれに貢献していながら「若者が車を買わない」と嘆く利害関係者が多いですが、車買って派遣切りされて住むところや食べるものに困ると、自己責任だの、貯金してない奴が悪いから助けるなと責められるのですよ!
工場で一生懸命車を組み立ててくれる派遣さんに、無責任に車買えって言える?(←これが全てを象徴している!)
またニュース批評とお叱りを受けるかも知れませんが、このど素人が書くブログでもその辺の大新聞の社説ごときに負けないと思っていますよ。
まあ日本の現状へのぼやきは置いておいて、
各国の自動車販売の現状を眺めていると、色々なものが見えてくるのではないでしょうか?
見えない未来を見通しましょう!視線は世界へ!
[←読みごたえがありましたら?一押し。m(._.)m]
コメント
いけねえ!
褒められて、最新記事をスルーするところ
ですた(-_-)
カーシェアリングは、都市部では既に車が必要ない、交通のインフラが完成してます(よね)。相対して、地方(都市圏以外)では、未だに公的交通機関が壊滅状態進行形・大赤字(歩いて30分以内になし!)ですから、必然的に一人に一台ないと、移動もままなりません。
それ以外の地域では、自然とそうなっていくでしょうし、例の原油価格高騰のおりより、その傾向が見られるとか・・・。
こんな処からも、”地域格差”の弊害がって
太助さまに具現することではありませんネ(^_-)
>インドではタタ・モーターズが20万円台でナノを発売・・・
これ、先進国の安全基準に合致してるのでしょうか?私ならじぇったいにPASSです。
安全信頼性第一(かつハヤイ)車はスキスキですから、コストパフォーマーはムシデス^^
“またニュース批評とお叱りを受けるかも知れませんが、このど素人が書くブログでもその辺の大新聞の社説ごときに負けないと思っていますよ。”
(()\\(^.^ ) ドンドン・パチパチパチ!(^^)!
大新聞はいりません。(日経ヴェ☆タスしか
読んでない)ネットでmyフィルターかけて、必要な記事だけ読めば十分ですしね(^^)政治色のツヨイ
シンブンはイリマセン。社説も上層部の検閲バリバリロケンロール(死語)
今度こそ、See you next. (^^)/
そうですね、地方では必需品、都市部では贅沢品ですね。
休日のレジャーの為だけに何百万円の車を買い年間何十万円の維持費を掛けるのは経済合理性に欠ける。
(一応カケルを掛けています!?)
ナノが日本で発売されてもエアコンなしで真夏に乗る根性のある人はそうそういませんね。
パワーウィンドウなくても、車内の運動不足の解消になって良いと思いますけど。
ちょっと傲慢な言い方だったかも知れませんが、
社説を書く方の年齢層は高く視点が偏っていること、
スポンサーへの配慮・制約もあって自由に書けないこと、
(仰るとおり)上層部の年寄り・権力者のチェックが入ること、
購読者の最大公約数に迎合し新聞が売れる意見を書くこと、
から無意味な意見となりがちだという意味です。