最近の相場を振り返り、相場の格言は有効なのか検証してみるの巻!

ゴールデンウィークも予想を裏切って、相場は基本アゲアゲEvery Day状態のようです。
 
頭の整理もかねて相場格言はやっぱり正しいのかを最近の相場に当てはめて検証してみます。
 
 
「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、・・・(以下略)」
 
強気相場とまで言えるかは置いておいて、3月にNYダウが6,500まで急落した後に反転して上昇相場は始まった。
 
その時点では総悲観だったので正しい。
 
その後も皆が疑心暗鬼の中押し目らしい押し目も作らずに2カ月近く上昇を続けているので、「懐疑の中に育ち」も正しい。
 
私の好きな格言ですが、やっぱり多くの人が口にする教訓には意味がある。
 
 
「人の行く裏に道あり、花の山」
 


売り買いの選択や銘柄選択で多くの人と逆を行くとハッピーが待っているという格言です。(私のテキトー説明です。)
 
私のブログでも似たようなことは言葉を変えて繰り返し述べています。
(多数派の予想は裏切られる、メディアや証券会社が買い煽ったら売れ、人の流れを見ていればタイミングがわかる、など)
 
昨日の記事で書いた「その他大勢」になるなという意味も同じです。
 
底を這っている最中ではなく、リーマンショックの大暴落最中に逆張りで買いを入れたら長い間含み損のストレスはあったでしょう。
 
しかしながら、現状では含み益かプラマイゼロにはなっているのではないでしょうか?
 
この格言もやっぱり有効です。
 
 
「我々がすべきことは単純だ。他人が強欲なときに臆病になり、他人が臆病なときに強欲になりさえすればいい。」
 
ウォーレン・バフェットの有名な言葉です。
 
今言われればそうだよなと思える方も昨年10月~今年3月の底値圏で買いを入れることがどれだけ勇気の要ることか実感されているのではないでしょうか?
 
私は資金面でほとんど出来ませんでしたが、私には寧ろ「他人が強欲なときに臆病になる」ことの方が遥かに大きな課題です・・。
 
実はこの3つの格言はとても似通ったことを言っているのに気付くと思います。
 
洋の東西を問わず、時代を問わず、人々に語られることはリスペクトして自分に刻んでおいた方が良いと思います。
 
「時代遅れになる原則はそもそも原則ではない」のです。(by バフェット)
 
ど素人でも勝てる方法を大投資家が端的に教えてくれていると思います。
(でも、勇気と根性と毛の生えた心臓が必要かも!?)
 
 
最後に私のどうでもよい相場観です。
 
以前の記事に「底は簡単に取らせてくれないように相場は動き、美味しい思いはさせてくれない」という趣旨を書いたと思いますが、まさにこの2カ月間の動きは底抜けの恐怖からの反転上昇が速過ぎ急過ぎで長期のポジションを仕込めた人は少ないと思います。
 
だからこそ底を打ったとも思うのですが、今の水準は相当高い下駄を履いている状態で下駄が外れるのは待ちたいのですが、押し目待ちに押し目なしの状態が継続しています。
 
まさにこちらも待ったなしでストレステストの状況ですが(!?)、この相場観も多数派でありふれているから裏切られるかもと思いつつ・・?
 
偽りも演じ続ければ真になるのだろうか?
 
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コメント

  1. なぞペン より:

    格言が信じられるかどうかは、私の場合、そのときのポジション(レバレッジ)次第ですね(笑)。
     
    FXは人と違うことをすると、感覚的には痛い目に遭うことが多いような気がしますが、レバレッジをかけない長期投資であれば、格言は有効でしょうね。何しろ、過去の長い歴史を言い当てている、格調高い言葉ですし。
     
    それにしてもこのアゲアゲ相場、押し目が来ないことへのストレステストを受けているような気がします。(意味が違うって[笑])
     
    下駄を履いている・・・全くの同感です。ストレステスト結果発表で、どう動くのか・・・押し目を作って欲しいですね。(笑)

  2. 太助 より:

    そうですね、株式市場の比較的長期での投資における格言だと思います。
     短期になればなる程、この格言は通用しないはずです。
     区別できずトレードしか知らない人が、わかった風に長期でも逆張り厳禁・損切り絶対と言ってしまうんですよね。(アマチュアでなくても・・)
     FXでも長期ポジションなら有効だと思いますが、レバを掛けた逆張りがリスクを伴うことは言うまでもありません。
     ランドが少し頭打ちのようにも見えますが、ストレステストも無事通過で利益確定売りに押されて下げる程度しか今は期待できないのかも知れません・・?

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