G20で銀行報酬規制を巡り英米と独仏が対立!?BRICsはIMFでの発言力強化!日本は財務大臣が欠席・・orz.

G20(財務省・中央銀行会議)が行われていますが、なんと金融機関の高額報酬をどうやって規制するかが話し合われています。
(俺達の何100倍貰っとるんじゃという気持ちもあるのだろうか!?)
 
これをG20で話し合うのも不思議な気はしますが、アンチ・アングロサクソン資本主義の独仏の提案によるものです。
 
「会議では高額報酬の抑制が必要との認識で一致したものの、賞与に上限を設け、課税を強化するフランス案に対し、米英両国が難色を示すなど具体策の調整が難航している(産経)」そうです。
 
米英vs独仏のいつもの対立ですね。
今までの日本なら米国の顔色をまず第一にうかがって独仏からも嫌われないようにダンマリを決め込むはずですが、鳩山論文から察すると(!?)間違いなく独仏側の考え方だと思うのですが、民主党はどのような外交を展開するのか楽しみでもあり不安でもあり・・。
 
勿論民主党は現状野党なので、自民党が出席していると思ったら、与謝野さんも欠席しているではないか!?
 


国際会議の度にもう聞き飽きた感のある日本の存在感低下を憂えるメディアもありますが、今回は与謝野さんが出席していても日本を代表して意見を言える立場でもないはずで仕方がないでしょう。
 
民主政権での新たな財務大臣は「日本は円高のほうがいい」と私には理解不能なことを言っていたあのお爺ちゃん、もとい最高顧問の方が務められるのでしょうか?
 
BRICsはIMFの出資額割当額の新興国への移管(=新興国の投票権拡大による発言権拡大)を提案していましたが、声明草案では「IMFや世界銀行の運営において、インドや中国といった新興国がより強い発言力を持つべき(ロイター)」と指摘されるようです。
 
ブラジルの財務相は「ここからIMF改革が始まる」と述べましたが、積極的でいいですね。
 
世界の秩序は新興国が変える!?
もう爺7なんて潰してしまえば!?(国じゃなくて会合を)
 
一番重要な出口戦略については、
議長国の英ブラウン首相が会議の冒頭に、「自己満足や自信過剰は禁物だ」「景気刺激策からの「出口戦略」を拙速に発動しないよう」訴えたようですが、みんな先に行かずに簡単に出口に行けそうにない英国に歩調を合わせてくれとの懇願に聞こえたのは私だけでしょうか?
 
「拡張的」な財政・金融政策を継続することで合意が得られたようです。
 
印象としては、
●爺7の中で意見の対立する英米vs独仏、
●発言権を増すBRICsを中心とした新興国、
●アレ!参加してたの日本、
は変わらないのですが、今後は民主党政権になって外交面で国際会議の場でどのような振る舞いをするのかに注目です。
 
言うべきことは言って、リーダーシップを取れるニッポンにChange!・・・?
 
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コメント

  1. siden より:

    こんばんわ
     
    G20では、、国際金融システムのリスク管理でユーロ圏先進国が主導権を握ろうとし、米国や英国との軋轢が高まると予想されてましたが、太助さんご指摘のとおり米英対独仏の対立構図でした。
     
    英国は、金融バブルで潤ったロンドン金融市場が地盤沈下、金融サービス業への偏重が国としてのリスクを大きくしました。
    ロンドン金融市場の地盤沈下を防ぐため、死活問題とした捉え方ですね。
     
    その点、米国は既に内政問題となっていますから、英国への配慮というスタンスではないのかと勝手に思っています。
     
    さて、日本の民主党政権は、人口が減少しつつあり、潜在成長率も低い中で、日本を実情に合った身の丈の経済社会に向ける仕組みを生み出せるかどうかーー、。
     
    GDP総額の縮小過程で生じる軋轢と痛みを緩和しつつ、債務のGDP比率低下をソフトランディングできるか。
     
    ここらの諸点の達成度が今後のG20といいますか、世界の中での日本の位置決めに直結すると思いますがどうでしょうか。

  2. 太助 より:

    英国はシティ中心の投機立国(笑)に対する反省もあるようですが、金融を取り上げたら英国に何が残るのかという気もします。
     日本の課題は仰る通りですね。
    ただ、民主は財政よりもまずバラマキという優先順位のように思います。
    政権取る為に調子の良いことを約束した訳ではなく、本当に必要と思っている政策なら結果赤字国債を発行してもやるのかどうかは明確にして欲しいと思います。
    (赤字国債を発行する必要がある場合は公約を見直すと言って欲しいですが、今は言えないでしょうね。[笑]それが怖いところです。)

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