原油価格がやっぱり気になる!これだけの逆風とあの究極のETF逆指標が登場する中で上昇できるの!?

私が売ったからか(?)、昨日はダウも年初来高値を更新し為替もクロス円堅調でしたね!?
 
一昨日急落した原油価格も急騰して1バレル67ドルを回復してしまいました。
 
しかし昨日も書きましたが、原油価格は上昇できないと思わせる逆指標が他にも沢山あります!?
 
①天下のノムラが本日原油先物投信を設定!
野村證券が7月21日から申込を受け付けていた「原油先物投信」が本日設定になります。
これを知って、原油買い時かもと思う人は私のブログのリピーターではない!
 
ノムラの営業力できっと沢山マネーを集めたのでしょう・・?
 
「まだ去年の高値の半値ですよ、ほらチャートもグングン上がっていますよ、まだまだ上がりますよ、あのGSもそう言っているし」と上がっているから乗るデイトレード思考の長期投資家に売りつけるのは彼らにとっていとも容易いことでしょう!?
 
ノムラが原油の投信を出したのなら危険と見るべきでしょう!(砂糖の投信も出したら!?)
 


②米CFTCの持ち高制限と公聴会の実施&英FSAも動く!?
昨日も書きましたが、米商品先物取引委員会(CFTC)が原油先物取引に制限を掛けるべく28日から公聴会を実施しています。
 
ゴールドマンの幹部も呼び出されて、「提案されている対策のうち幾つかは、投機がもたらしたと考えられている害悪を是正できないだけではなく、予期せぬ結果をもたらし、流動性と市場全体に悪影響を及ぼす可能性がある」と見解を述べました。
 
聞くだけ無駄という気もしますが(?)、利益の源泉なのだから嘘でも本当でもこんな答えしかしないでしょう!?
 
そして、英国でも金融サービス庁(FSA)が8月5日に原油市場の透明性向上に向けてヘッジファンド代表も交えて会合を開催することを明らかにしました。
 
米国で規制を強めても英国に逃れれば良いだけとの考えが通用しない雲行きになれば、投機筋の手仕舞いが集中し原油価格の下落圧力になる可能性があります。
 
③究極の逆指標!?原油ETFが登場!
私にとっては強力な逆指標なのですが、原油ETFが8月3日に大証に上場されます!
 
日本でのETF上場は数々の天井をこれまで天才的に的中させてきたことは、私のブログで何度か言及してきました。
 
「日本のETFを上場初日に喜んで買うな」は私の鉄則です!
ノムラの投信との併せ技で、危険信号だと考えています。
 
 
整理すると、原油下落のシグナルは何故か7月末から8月初旬にこんなにも集中しています!
 
7月28日 :CFTCが投機抑制のための公聴会を開催(8月5日まで?)
7月31日 :野村證券が「原油先物投信」を設定
8月3日:原油連動ETFが大証に上場される
8月5日:英FSAが原油市場透明化について意見交換の会合実施
8月中 :米CFTCが原油相場の乱高下は投機筋によるところが大きいとのレポートを公表する可能性あり。

 
しかしながら、昨年のような異常な高騰をしている状況ではなく、今年の高値73ドルから一旦急落して現状67ドルであることを鑑みると、暴落するような状況ではないと思います。
(私の書いたことなど全く当てはまらずにグングン上昇するかも知れませんし・・。)
 
もし当たったら、偶然ではなく必然なんだと思いますよ・・。
 
大証券の原油投信を受け身で買う人も、何も考えずにETF上場初日に飛びついて原油を買う人も、高値を掴ませられるのは姿の見えない誰かに巧妙に仕組まれているのか・・?(当たればね!?)
 
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コメント

  1. siden より:

    私も売ったからでしょう(笑)。
     
    原油は上値が重くなる可能性についてのご見解、とても参考になりました。
     
    8月のアノマリーもありますし、資源通貨主導でクロス円の下落がありそうかも知れませんね。
     
    CFTCの動きに投機筋はナーバスになっているので、投信やETFは鴨葱?(笑)
    こんばんわ
     
    原油の一滴は血の一滴 なーんて。
    戦略物資であることは今も昔も変わりませんね。
    価格の変動はあるものの、原油の価値は右肩上がりでしょう。
     
    原油の話題になると、なぜかアラスカが頭に浮かびます。自然保護の名目で米国は基本的に開発を抑制していますよね。他の産油国の自然はどうなんだって。まあ、ここはおいておいて。
     
    アラスカは1867年3月、ロシア皇帝アレクサンドル2世は在米外交官 Eduard de Stoeckl に命じ、国務長官ウィリアム・H・スワードと交渉、アメリカがアラスカを720万ドル(当時・1エーカー=約4047平方メートルあたり2セント・約100億円)でロシアから購入。
     
    クリミア戦争の事情はあったにせよ、黄金の大地・原油の宝庫を二束三文で売却とはーー。
     
    プーチン君も北方四島などせこい事言っておらず、米国と再交渉でもしてこいっつうの。

  2. 太助 より:

    なぞペンさん、
     カモネギと言えば、日本のボーナス時期の新規投信全てがそうですね。
    今回もトータル1兆円規模との噂で、世界から熱い視線が送られていたようですね。
    チューチュー吸いたい夏の蚊のように・・。(笑)
    8月のアノマリーは今年どうなりますかね?
      sidenさん、
     勉強させて頂きました。
    脱原油の動きがどこまで加速して、技術進歩により原油を動力とするより低コストにできるかの勝負ですかね。
    プリウスがバカ売れしても原油の需要減に大して貢献しないと思いますが(?)、企業も消費者もそのような意識が強く植えつけられることで拡がっていくのだと思います。
    日本の場合は特に「まだガソリン車に乗っているなんて世間からエコ意識がないと思われる」という意識になってきたら加速するのかと・・。

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