5月7日の真夜中のダウ大暴落は予兆に過ぎなかった?結局リスク回避は更に膨らんだ!?

昨夜のダウは3.6%下落して、10,068で引けました。
大幅下落もなんとか10,000を割らずに踏み止まったという感じですが、週末を前に嫌な所に位置していますね。
 
昨日は強烈なリスク回避の動きになりましたが、結局5月7日の真夜中のダウ1000ドル大暴落の時よりも安値になったモノが多いように思います。
 
ダウはまだ暴落時の9800台までは落ちていませんが、2月の安値も9800台なので、更に下げる場合は10,000と9,800が強く意識されると思います。
(9,800を割り込んでくると、今年はダメかと総弱気になりそうですね・・。)
 
本日の日経平均も一時9600円台を付けたようで、年初来安値水準ですね・・。
 
為替もドル高・円高で、コモディティーも新興国株も総崩れですわ!
 
もう、ガックリ来ますね・・。
(周りをさんざん振り廻したユーロは何故かドルに対して3日続伸ですけど!?)
 
上げはユックリ・下げは一瞬を理解も経験もしているつもりですが、半年・1年かけて登った山を1~2週間(下手すれば1日)で下ってしまう相場の動きには本当にガックリ来ます・・。
 
何が一番嫌かと言えば、ギリシャ問題からこんな大きなリスク回避になってしまったことです。
 
以前も書きましたが、ギリシャ問題なんてソブリンリスクという長い物語のまだカワイイ(?)序章に過ぎないかも知れないと思っています。
 
ギリシャ問題で相場がこんなに動揺していると先が思いやられるな~と!?
 
勿論、ギリシャからPIGS→ユーロ圏→先進国全体のソブリンリスクが意識されて、先々まで色々なことを想定してリスク回避が大きくなった面もあるでしょう。
(今下げておけば、ソブリンリスクが拡がりを見せても、織り込んで反応しにくくなるのかも知れない・・。)
 
EU圏が何を言ってもやってもネガティブにしか市場は受け取らないようですが(!?)、一方で自分がドバイショック(昨年11月)でもボルカーショック(今年2月)でも感じなかったガックリ感を感じているということは、世間もかなりガックリ来ているだろうし、一端の底は近いかも知れないとも思うのですか・・。
 
総悲観は買いと言うけど、総悲観のレベルって難しいですよね。
(この程度で総悲観と言うのも言いすぎかな?)
 
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コメント

  1. オージー より:

    EU圏の足並みの乱れも不安心理を加速させているのでしょうね。
    ドイツが単独で決めた空売り規制は自由なマーケットの手足を縛り流動性を奪うといった非常にnegativeな面(ほとんどの市場参加者はこれを非常に嫌う)を持ちますから・・。
     
    今回のクロス円の急落はSNBのEURCHFでの介入(おとといから)も影響していると思います。今回はリスク回避モードでEURCHFにはかなりの下落圧力があるなかでかなり強烈でしかもしつこい介入というイメージを受けました。昨日などは「介入に上限などない」と言ったコメントまで出してしまいましたね(笑)。
    これによりEURがCHFと立場を逆転してしまいユーロクロスでAUD NZD CADに対して売り浴びせがおきてこれらのドルストレートやクロス円(ユーロが買われてもユーロ円は売られているので他のクロス円は暴落)が大崩れしたようです。
    こういう動きになるとEURUSDはもはやリスク志向のバロメーターではなくなってしまった感がありますね。
    リスクオンへの回帰をみるにはユーロクロスの反転を確認するほうが堅いと思います。
     
    それにしてもひどいですね。株の下げよりも為替のほうがはるかに大きく傷ついているのが気になります(汗)。

  2. 太助 より:

    >EURUSDはもはやリスク志向のバロメーターではなくなってしまった
     ドル円がリスク志向のバロメーターにならないのと同じですかね?
    ユーロもキャリー通貨に成り下がってしまったのでしょうか?
    ユーロとポンドとドルと円で世界最弱通貨争いをするのかも知れませんね。(笑)
     株よりも為替の方が、ストップロスを次々にヒットして株以上にボラが大きくなるケースもありますね。
    豪ドルの下げが大きいのも、70円台にストップが溜まっていて雪崩が起こったのでしょうね。
    利上げが遠のいた・中国の金融引き締め・
    商品価格の下落等のファンダメンタルの理由以上に下げが大きいように思います。
     来週も要注意ですね。

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