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  • 王様シリーズ(5):さわさわ戦略という大欠陥運用を儲かると煽った王様は本当にプロなのか? | 経済的自由の実践投資備忘録

    王様シリーズ(5):さわさわ戦略という大欠陥運用を儲かると煽った王様は本当にプロなのか?

    前回説明した通り、さわさわ戦略はインチキ商材のネタにもならない程単純な運用方法である。
     
    私は自称スワップ派で短期売買をしていないが、そんなど素人でも、さわさわ戦略がいかに恐ろしく破綻した運用方法かは理解できる。
     
    <欠陥1>
    仕掛けた網に引っ掛けるためには、当然現在のレートより下に指値をしておく必要があり、常に逆張りとなる。
    上から下がってきたローソク足がリバウンドして1円上昇したところで利確となるので順張りより利確頻度は低いと推測される。
     
    <欠陥2>
    仕掛けた網を全て引っ掛けて急落した場合に対処の取り様がない。
    王様は一応レバレッジ管理とロスカットを入れる方法も示唆しているが極めていい加減でプロの説明とは信じ難い。
     


    [ロスカットを入れる場合]
    どこに入れるのが適切かを示唆していない。
     
    例えば、1円幅の網に対して3円下にロスカットを入れたとしよう。
    (さわさわで利確幅よりロスカット幅を狭くする手段は取らないとの認識)
     
    利小損大の戦法になるので、勝率を上げる必要があるがさわさわでは勝率を自分でコントロールすることはできない。
    上1円と下3円の幅で3勝1敗以上の勝率とならなければ儲からない。
     
    ど素人の私から見ると、これは単なるギャンブルにしか見えないが、プロの目から見ると運用なのだろうか?
     
    ギャンブルにならない適切なロスカットの入れ方が万が一あるなら示すべきだ。
     
    [レバレッジで管理する]
    これを言っている時点で破綻していると思うが、急落・暴落に備えてスワップ派と同程度のレバレッジに抑えるべきと言っている。
     
    結局さわさわ戦略は通用しないと同義ではないのか?
     
    レンジ相場では通用するが、ダウントレンドになったら含み損に耐えろと?
     
    ダウントレンドが何ヶ月も続けば、その間塩漬けになり運用はストップする。
     
    一体一年のうち、何カ月通用する戦略なのか?
     
    <最大の欠陥(さわさわをやるな!)>
    読者の中には、でもスワップ派も似たようなものだろとコメントしないまでも心の中では思っている人も少なくないと思うので説明します。
    (かつ、これがさわさわの最大の欠陥と考えます。)
     
    一応私のスワップ運用も高値を掴まない努力をしています。(結果上手く行かないことも多い。)
    私のレバが特別低くもないのに現状生き延びているのは建値が概ね低いからです。
     
    さわさわ戦略を継続すれば必ず最高値圏を掴みます。
    そこから急落した後何年も高値更新しないことは充分に考えられます。

     
    ここに問題が2つあります。
    さわさわ戦略では、安く拾う努力をしているスワップ派よりも更にレバを抑えなければ退場となる可能性が高いこと。
    (王様は言わないが2倍までと言うべきでしょう。というより私は「やるな」ですが)
     
    運用の性格上、必ず最高値圏を掴んで塩漬けになるので、その後何年も身動き取れずにさわさわ戦略を復活できない可能性がある。
     
    最初から時間を見方に付ける戦略を取るのと、失敗したらスワップで差損を埋める作戦へ逃げるのは全く異なる。
     
    これを戦略や運用と呼べるのだろうか?
     
    戦略として端から破綻しているのに、これを煽るプロは狂っているとしか思えない。(そう、お金に!?)
     
    さわさわ戦略の欠陥が認識できないならその能力において、認識しているのに煽ったのならその精神において、何れにせよ王様にはプロを名乗る資格はない。
     
    次回は、王様のさわさわ煽りがいかにいい加減でバイアスに満ちているかを斬ります。
     
    <P.S.>
    今日の王様ブログも面白いですね。
    高給取りの日銀のお偉方に監視の目を光らせようと報酬額を公開していますが、あなたのアフィリ収入に比べたら可愛いものではないですか?
    さわさわ戦略煽って投資家を地獄に突き落とすのと引き換えに手にしたアンタの報酬でも公開したら?
    (というか、焼け石に水だけど、せめて投資家にお返ししたら?)
    本当に監視されるべきは一体誰なのか?
     
    にほんブログ村 為替ブログ FX スワップ・長期投資派へ [←続きを読みたい方は一押し。m(._.)m]

    コメント

    1. 虎穴 より:

       こんばんは! 東北は芋煮シーズンもピークを超え、いよいよ晩秋。そろそろ冬タイヤの心配を始めた虎穴です。
       
       さわさわ戦略…。中身をよく知りませんでしたが、レンジで上端と下端にOCOを仕掛けるブレイクアウトの亜種だと、早合点してました。全然違いましたね(*_*) 仮にどこまでも円が安くなるなら有効なのかもしれませんが、正直、訳分からないです。まぁ04年から07年にかけてはある程度有効だった時期もあるでしょうから、信奉者も増えたのかもしれませんね。
       
       太助さんの一連のシリーズを拝見して、つくづく思うのですが、彼の信奉者さんたちは、彼がいなくなったら、どうするんでしょうね。いる間に目標額を稼げたとかいうなら、いいんですが。そもそも、責任も取らない誰か(あるいは何か)に判断を任せた投資ってのが、私には恐くて恐くて仕方ないのですが…。
       
       だいたい、短期で勝っている人がそうやすやすと、自分の手法を公開するもんですかって思いますし。秘中の秘ですよ。みんなに真似されて逆手に取られたら困ります(*_*)

    2. NZ Lion より:

      こんにちは!めっきり涼しく(寒く)なってきましたね。
       
      さわさわ戦略…。私にも訳わからないです。
       
      私もFX経験は長くないですし、王様の存在を知ったのは始めてからかなり後ですが、この人気は私にはミステリーです。(笑)
       
      因みに王様は手法を公開せずに、商材買って鍛錬すれば私と同じように予測できるんだそうですよ!
      先日のランドショック(勝手に命名)で、すっかり歴史的大相場の被害者の会に仲間入りを果たしたNZ Lionです。こんにちは。(泣)
       
      実はこの戦略、自分もUSD/JPY103円~108円の上昇トレンドのときに実践してました。ま、当然ですが儲かりました。
      ただ、問題はその後ですね。下降トレンドでは圧倒的に不利なのが明白でしたので自分は109円到達以降は様子見に変更し、被害は受けませんでしたが、続けた方。。。今は気が気じゃないでしょうね。。
       
      USD/JPYならまだいいですが、ポンド、豪ドルで実践していた方。。。確か当時、豪ドルは「最高でも97円までの下落」的な見通しでしたので安心していた方、ストップ設定していなければレバ3倍でも60円中盤到達した地点ですでに退場、2倍でも瀕死に追い込まれていることになります。
       
      多少なりとも影響力の大きなブログでおススメする戦略として、いかがなものかと。
       
      ※いつも太助さんのブログで無責任に言いたいことを書かせてもらってスミマセン。

    3. 太助 より:

      こんにちは。
      私は4通貨ショックで四面楚歌です。(笑)
       NZ Lionさんは状況を見極めた上で、さわさわをやっているので良かったのでしょう。
       王様の問題は、相場観必要なしで初心者もカンタンと煽ったことです。
      リスク説明も不十分というより意図的に思えます。
       彼が自分を専門家ではなく商人であると説明しないことが問題だと思います。
       ※私のはど素人ブログなので、公序良俗に反しない限り自由にコメント下さい。
      (管理人が言いたい放題ですから)

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